お神札は、毎年新しいものと取り替えることをお勧めします。
日本を守る神さまの神札(神宮大麻)だけでなく、皆さんの住んでいる地域をお守りする神さま(氏神さま)の神札も一緒にお祀りします。また他に崇敬する神社や旅先の神社にてお受けした神札も一緒にお祀りするのも良いことです。
全国の神社については、天照大御神をお祀りする伊勢神宮を別格の御存在として、このほかを氏神神社と崇敬神社の二つに大きく分けることができます。氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する方を氏子と称します。崇敬神社とは、こうした地域や血縁的な関係以外で、個人の特別な崇敬等により崇敬される神社をいい、こうした神社を信仰する方を崇敬者と呼びます。
神札は神棚を設け、宮形にお納めします。これが正しい神札のお祀りの仕方であり、一人の方が両者を共に信仰(崇敬)しても差し支えないわけです 。
神棚は、家庭や会社の繁栄と安全を祈る精神的中心となる神聖な所です。方角的には神棚が「北」を背にして「南を向く」、若しくは「西」を背にして「東を向く」形が良いとされていますが、 建物・部屋の間取り等の関係で必ずしもその条件に合致するとは限りません。清浄で明るく静かな高い所、また日々ご家族や会社の方々がお参りしたり、お世話(お供えや榊の取り替え)をしたりするのがし易い場所を第一に考えて戴くことが良いでしょう。
神棚を通し、目上の者がお参りする姿・習慣を実践することで、家庭においては健全な家庭教育、会社においては正しい社員教育がなされることでしょう。